応用情報技術者試験 合格教科書|2026年度(令和8年度)対応
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応用情報技術者試験 合格教科書

テクノロジ・マネジメント・ストラテジの全出題範囲を、仕組みが動く図解と計算の「型」で理解する独学者向け教科書です。IPA 公開の過去 10 年分(19 回)の問題・解答例・採点講評を分析して頻出テーマに厚みを配分し、2026年度(令和8年度)から CBT 方式に移行した試験制度(科目 A・科目 B)に対応しています。

全 25 章 図解 239 枚(動く図 96 枚) 理解度チェック 302 問 科目 B 演習 7 題 シラバス Ver.7.2 準拠

第 1 章から始める

この教科書について

読者として、基本情報技術者レベルの知識がある方、または実務経験 1〜3 年の IT エンジニア・情報システム部門の方を想定しています。各章は「学習目標 → 本文(概念 → 図解 → 表・計算の型)→ ひっかけポイント → 理解度チェック(科目 A 形式)→ まとめ」で構成され、章ごとに独立して読めます。まず第 1 章で試験の全体像と戦略をつかんでから、科目 A の約 4 割を占める第 III 部(技術要素)を厚く学び、第 VII 部で科目 B の記述式に取り組むのがおすすめです。

序 試験ガイド 第 1 章 CBT 化した 2026 年度試験の制度と配点を知り、科目 A・B の学習計画を立てる I テクノロジ系 ― 基礎理論 第 2〜3 章 基数変換・確率・アルゴリズムの計算を型で解けるようにする II テクノロジ系 ― コンピュータシステム 第 4〜7 章 プロセッサ・OS・システム構成の仕組みと稼働率などの計算を固める III テクノロジ系 ― 技術要素 第 8〜12 章 DB・ネットワーク・セキュリティ。科目 A の約 4 割を占める最重要領域 IV テクノロジ系 ― 開発技術 第 13〜14 章 要件定義からテスト・保守までの技法と開発プロセスを押さえる V マネジメント系 第 15〜17 章 PM・サービスマネジメント・監査。科目 A 10 問と科目 B 選択の両方に効く VI ストラテジ系 第 18〜22 章 経営戦略・企業活動・法務。科目 A 20 問を用語と計算で取り切る VII 科目 B(記述式)対策 第 23〜25 章 記述式の解き方を型にし、必須のセキュリティと選択 4 問を仕上げる
図 0-1 本書の学習パス。科目 A は全分野から 80 問、科目 B は必須のセキュリティ + 選択 4 問。各部は独立しているので、得点源にしたい分野から読み始めても構いません。
2026 年度の制度変更: 2026年度(令和8年度)から応用情報技術者試験は CBT(Computer Based Testing)方式となり、前期(科目 A 2026 年 10 月 28 日〜11 月 10 日・科目 B 11 月 24 日〜12 月 6 日)と後期(科目 A 2027 年 2 月 6 日〜19 日・科目 B 3 月 3 日〜15 日)の年 2 回実施です。科目名は「午前」→「科目 A」、「午後」→「科目 B」に変わりましたが、出題範囲・形式・試験時間は変わっていません。現行制度は 2026 年度で終了し、2027 年度から新試験制度に移行する予定です。詳しくは第 1 章を参照してください。
情報の鮮度: 本書は 2026 年 9 月時点の IPA 公開情報(試験要綱 Ver.5.6・シラバス Ver.7.2・過去問題)に基づいています。申込期間・試験日程・受験手数料などはIPA の公式ページで必ず最新情報を確認してください。

科目 B の分野と本書の対応

科目 B(記述式)は 11 問中 5 問に解答します。問 1 の情報セキュリティは必須、問 2〜11 から 4 問を選択します。各分野の知識は第 I〜VI 部で学び、解き方は第 VII 部で身につけます。

科目 B の分野知識を学ぶ章解き方を学ぶ章
情報セキュリティ(問 1 必須)第 11 章・第 12 章第 23 章
経営戦略/情報戦略第 18 章・第 19 章・第 21 章第 25 章
システムアーキテクチャ第 5 章第 24 章
ネットワーク第 10 章第 24 章
データベース第 9 章第 24 章
組込みシステム開発第 4 章・第 7 章第 24 章
情報システム開発第 13 章・第 14 章第 24 章
プログラミング(アルゴリズム)第 3 章第 24 章
プロジェクトマネジメント第 15 章第 25 章
サービスマネジメント第 16 章第 25 章
システム監査第 17 章第 25 章

目次

序章 試験ガイド

第 1 章 応用情報技術者試験の全体像と合格戦略 CBT 化した 2026 年度試験の日程・配点・多段階選抜と、19 回の出題実数から導く科目 A・科目 B の得点設計と学習計画をまとめます。 全体設計図|図解 9 枚|理解度チェック 12 問

第 I 部 テクノロジ系 ― 基礎理論

第 2 章 基礎理論 ― 離散数学・応用数学・情報理論・通信理論 基数と補数・浮動小数点の誤差、論理演算とカルノー図、確率・統計、M/M/1 待ち行列、ハフマン符号、誤り訂正、機械学習の評価指標を計算の型と図で身につける。 科目 A 直近 10 年平均 3.8 問(最多 5 問)|図解 10 枚|理解度チェック 13 問 第 3 章 アルゴリズムとプログラミング 配列・リスト・スタック・木・ハッシュの動きを図で追い、整列と探索の計算量、逆ポーランド記法、再帰と分割統治、擬似言語のトレースまでを科目A・B両対応で固める。 科目 A 直近 10 年平均 3.5 問/科目 B は直近 19 回すべて問 3 に出題|図解 10 枚|理解度チェック 14 問

第 II 部 テクノロジ系 ― コンピュータシステム

第 4 章 コンピュータ構成要素 ― プロセッサ・メモリ・入出力 5 大装置から CPU の命令実行・パイプライン・キャッシュ・半導体メモリ・バス・入出力装置まで。実効アクセス時間や CPI などの頻出計算を型で解く。 科目 A 例年 4〜5 問(直近 10 年 19 回で 86 問、1 回平均 4.5 問)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 5 章 システム構成要素 ― 構成方式・性能・信頼性 冗長構成とクラスタ、稼働率と MTBF・MTTR の計算、性能指標とキャパシティプランニング、仮想化・クラウド、RAID とバックアップまでを図と計算の型で押さえる。 科目 A 例年 3〜4 問(直近 10 年 19 回で 76 問、1 回平均 4.0 問)/科目 B システムアーキテクチャの土台|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 6 章 ソフトウェア ― OS・ミドルウェア・ファイルシステム・開発ツール・OSS タスクの状態遷移とスケジューリング計算、仮想記憶のページ置換え、セマフォとデッドロック、ファイルシステムと言語プロセッサ、OSS ライセンスまでを型で押さえる。 科目 A 例年 2〜5 問(直近 10 年 19 回で 76 問、1 回平均 4.0 問)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 7 章 ハードウェア ― 論理回路・組込みシステム・IoT デバイス 論理ゲートと真理値表の読み方、フリップフロップ、カスタム IC、センサとアクチュエータ、D/A 変換とタイマ割込みの計算まで、組込み・IoT のハードウェアを図で固める。 科目 A 例年 3〜4 問(直近 10 年 19 回で 64 問、1 回平均 3.4 問)/科目 B 問 7「組込みシステム開発」の土台|図解 9 枚|理解度チェック 14 問

第 III 部 テクノロジ系 ― 技術要素

第 8 章 ユーザーインタフェースと情報メディア GUI 部品とユーザビリティ評価、アクセシビリティ規格、音声・画像・動画のデータ量計算、3 次元 CG の描画技法を図と計算の型で押さえる。 科目 A 例年 2 問前後(直近 10 年 19 回で 36 問、1 回平均 1.9 問)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 9 章 データベース ― 設計・SQL・トランザクション 3 層スキーマと E-R 図、第 1〜第 3 正規形の判定、SQL の結合と副問合せ、ロックとデッドロック、ログによる障害回復までを図と手順の型で押さえます。 科目 A 例年 5 問(直近 10 年 19 回で 93 問、1 回平均 4.9 問)/科目 B 選択問題(データベース。直近 19 回とも問 6 で出題)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 10 章 ネットワーク ― プロトコル・IP アドレス・LAN/WAN・ネットワーク管理 OSI と TCP/IP の階層、伝送時間とサブネットの計算、スイッチとルータ、ARP・NAPT・TCP/UDP・DNS、SNMP と SDN までを図と計算の型で押さえます。 科目 A 例年 5〜6 問(直近 10 年 19 回で 100 問、1 回平均 5.3 問)/科目 B 選択問題(ネットワーク。直近 19 回とも問 5 で出題)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 11 章 情報セキュリティ 基礎 ― 脅威・攻撃手法・暗号・認証 攻撃手法を手口・被害・対策で結び、共通鍵と公開鍵の使い分け、デジタル署名と PKI の失効確認、認証の 3 要素と生体認証の指標を図と計算の型で押さえる。 科目 A 直近 10 年 19 回で 190 問(1 回平均 10.0 問、全 23 中分類で最多。第 12 章と分担)/科目 B 問 1 必須(19 回すべて出題)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 12 章 情報セキュリティ 管理と対策 ― ISMS・技術的対策・セキュア開発 ISMS とリスク対応の 4 分類、FW・DMZ・IDS/IPS・WAF の役割分担、VPN とゼロトラスト、SPF/DKIM/DMARC、セキュア開発までを図と対比表で固めます。 科目 A 例年 10 問(直近 10 年 19 回で 190 問、1 回平均 10.0 問。第 11 章と分担)/科目 B 問 1 必須解答(19 回すべて出題)|図解 10 枚|理解度チェック 13 問

第 IV 部 テクノロジ系 ― 開発技術

第 13 章 システム開発技術 ― 要件定義・設計・実装・テスト・保守 V 字モデルで工程とテストを結び、結合度・強度の順序、網羅基準の計算、UML の読み方、保守の分類までを図と型で押さえる章です。 科目 A 例年 2〜3 問(直近 10 年 19 回で 53 問、1 回平均 2.8 問)/科目 B 選択問題(情報システム開発。19 回すべて問 8 で出題)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 14 章 ソフトウェア開発管理技術 ― 開発プロセス・アジャイル・構成管理 開発モデルの選び方、スクラムと XP の用語の帰属、バーンダウンとベロシティ、DevOps と CI/CD、特許の属地主義、Git と構成管理までを図と表で押さえる。 科目 A 例年 2〜3 問(直近 10 年 19 回で 37 問、1 回平均 1.9 問。直近 5 回は平均 2.8 問と増加傾向)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問

第 V 部 マネジメント系

第 15 章 プロジェクトマネジメント クリティカルパスとフロート、EVM の 6 指標、三点見積りと FP 法、リスク対応戦略までを計算の型と図で固める。時間・コスト・リスクだけで出題の約 6 割を占める。 科目 A 例年 4〜5 問(直近 10 年 19 回で 77 問、1 回平均 4.1 問)/科目 B 選択問題(プロジェクトマネジメント)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 16 章 サービスマネジメント SLA と稼働率計算、インシデント管理と問題管理の区別、変更管理の流れ、RTO/RPO、バックアップ運用、サービスデスク、ファシリティまでを図と表で押さえる。 科目 A 例年 2〜3 問(直近 10 年 19 回で 53 問、1 回平均 2.8 問)/科目 B 選択問題(サービスマネジメント。19 回すべて問 10 で出題)|図解 10 枚|理解度チェック 13 問 第 17 章 システム監査と内部統制 監査の 5 段階と監査技法・監査証拠・フォローアップの役割分担、内部統制の 6 要素と IT 全般統制/業務処理統制、3 つのディフェンスラインを図で整理します。 科目 A 例年 3〜4 問(直近 10 年平均 3.2 問)/科目 B 選択問題(システム監査)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問

第 VI 部 ストラテジ系

第 18 章 システム戦略とシステム企画 情報システム戦略と EA の 4 階層、BPR・BPM・RPA の違い、システム化構想から要件定義・RFI/RFP・提案評価・契約までの企画フローを図と計算の型で固める。 科目 A 直近 10 年 19 回で 97 問、1 回平均 5.1 問(中分類 17 が 3.1 問、18 が 2.0 問)/科目 B 問 2「経営戦略・情報戦略」の土台|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 19 章 経営戦略マネジメントと技術戦略マネジメント PPM・5 フォース・SWOT・アンゾフ・BSC の 2 軸フレームワークを図で判別し、MOT と技術の S カーブ、魔の川・死の谷・ダーウィンの海までを型で押さえる。 科目 A 例年 5 問前後(中分類 19・20 合算で直近 10 年 19 回に 97 問、1 回平均 5.1 問)/科目 B 経営戦略の土台|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 20 章 ビジネスインダストリ ― 業務システム・e-ビジネス・IoT/AI 応用 業種別システムと AI 活用、MRP・段取り時間・発注点の計算、EC と電子決済、EDI、エッジやデジタルツインまでの IoT 応用を図表で型化する。 科目 A 例年 3 問前後(直近 10 年 19 回で 54 問、1 回平均 2.8 問)|図解 9 枚|理解度チェック 13 問 第 21 章 企業活動 ― 経営・組織論、業務分析と OR、会計・財務 損益分岐点・EOQ・デシジョンツリー・財務指標という計算の型と、組織形態・リーダーシップ理論・QC 七つ道具の識別点を図表で固める。 科目 A 例年 4 問前後(直近 10 年 19 回で 71 問、1 回平均 3.7 問)|図解 10 枚|理解度チェック 14 問 第 22 章 法務 ― 知的財産権・セキュリティ関連法・労働/取引関連法・標準化 著作権の保護対象と帰属、産業財産権 4 法、不正アクセス禁止法と刑法の切り分け、個人情報保護法の分類、請負と派遣の指揮命令、取適法と PL 法までを対比表と判定フローで固める。 科目 A 例年 3 問(直近 10 年 19 回で 61 問、1 回平均 3.2 問。最多 4 問)|図解 9 枚|理解度チェック 14 問

第 VII 部 科目 B(記述式)対策

第 23 章 科目 B 攻略法と必須問 1「情報セキュリティ」 11 問中 5 問・150 分という枠を前提に、記述式の読み方・字数記述の型・時間配分・選択戦略を固め、必須の問 1 情報セキュリティを 19 回分の実績で仕上げます。 科目 B 問 1 必須解答(20 点)/直近 10 年 19 回すべて出題、1 問あたり平均 6.8 小設問|図解 7 枚|演習 1 題 第 24 章 科目 B テクノロジ系選択問題の攻略 問 3〜問 8 の 6 分野を、10 年分の題材一覧・設問形式の実数・採点講評の失点型から比較し、選ぶ 4 問の決め方と分野ごとの解答手順を型にします。 科目 B 問 3〜問 8(テクノロジ系 6 分野・各 20 点)。直近 10 年 19 回とも問番号は固定|図解 7 枚|演習 3 題 第 25 章 科目 B マネジメント・ストラテジ系選択問題の攻略 問 2・9・10・11 の 4 分野を、10 年 19 回の題材と採点講評の失点分析から攻略する。記述の型・計算の型・当日の選択手順を通しで固める最終章。 科目 B 問 2・9・10・11(各 20 点)/直近 10 年 19 回とも問番号は固定|図解 8 枚|演習 3 題